【OK☆インタビュー】放射能を気にするのは「当たり前の感性」です ~ワインバーΦ(ファイ)・山田賢三さん~

『OK☆インタビュー!』
放射能を気にするのは「当たり前の感性」です
~ワインバーΦ(ファイ)・山田賢三さん~

チーム☆OKが気になる方にお話を伺う「OK☆インタビュー!」。
今回は、すすきのにある人気のイタリアン・ワインバー「Φ(ファイ)」、オーナーの山田賢三さんです♪

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(一番後ろ、白い服の方が山田さんです)

飲食店を営みながら、OK(放射能防御)に取り組むのは、とてもとて~も大変なことだと思います。そう思ってお聞きしたら・・・
「大変な苦労はないです」とのお答えに、びっくり!!!!!
山田さんの「料理人としてのまっすぐな姿勢」が伺えるインタビューとなりました。

こんな素敵なOKさんに出会えること、避難先を札幌にして、本当に良かったと思います♪
皆さん、どうぞご覧ください!

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【OK質問その1】
「OKFOOD、放射能防御のことを気にし始めたのはいつごろからですか?」

2011.3.11以降、インターネットやSNS上で情報が拡散され始めた頃からです。

【OK質問その2】
「お店ではOKFOOD(放射能が少ないと思われる食品)にするため、どんな努力をしていますか? どんな基準で食材を選んでいますか?」

基本的には産地厳選。ネットやSNSをきっかけにして知見を深め、そこからリアルに人と繋がり専門的な知識も得ることができました。
(木下黄太氏上杉隆氏飲食ネットワーク、川根慎也氏等を札幌に招いての講演勉強会を実施)。
土地のものに関しては北関東南東北のものは特に使用は控えています。

海のものも、海流・生体・生息域等を出来るだけ鑑み、γ線核種のみならずβ線核種等、低線量内部被曝の人体生体影響を認識しながら、食材を選択しています。

汚染のありそうな産地の食材であれば、札幌市民測定所『はかーるさっぽろ』さんに検体検査を依頼します。
セシウム検査から見受けられる核種の動向なども、丁寧に知見をいただきながら、さらなる食材選に気をまわしております。
また、国・行政や、全国の市民測定所さんが出される測定結果も情報を入れながら、今にいたっております。

【OK質問その3】
「料理によって、『この食材はどうしてもOKなものが手に入らない』という場合はどうしていますか?」

料理人やレストラン人として異論ある方もいらっしゃるかもしれませんが、「どうしても」っという食材は基本無いのではないかと最近は思っております。

専門店であれば郷土や歴史文化風習などをふまえた上で、その食材に変わる何かを見いだしていかなくてはならない時代にもなったと考えます。
そこにまた面白さもあり料理人レストラン人としての既知や進歩があるのではとも思います。

【OK質問その4】
「飲食店を営む上でOK(放射能防御)を志向するのは、大変なご苦労があると想像しています。具体的にはどんなご苦労がありますか? また、なぜそれを引き受けてまで、OK(放射能防御)を大事にするのですか」

大変な苦労はないです。

落ちた汚れたものを使わない、汚れた手で食材に触らない・・・
人様の体の中に入っていく「食」というものに対して、3.11以前から料理人として当然持っているはずのモラル意識。
その延長に、この放射能防御の意識もあると思っています。

「おいしいもの」以前の当たり前の感性だと思います。

【OK質問その5】
「これを読んでいる(放射能を気にしている)皆さんに、ひとことお願いします」

食業人(親、大人)として汚染状況や内部被曝を認識すれば、「汚染されている可能性のあるものは使わない」と思えるのが当たりまえの感覚のはずです。
そうではない人は無知であるか、地位や権力、日銭や立場に意識をおいている存在のように、自分には思えます。

食や医療、法曹業界はとくに、お金や立場優先に身を置いてしまうと、その職業を選択した当初の思いとは矛盾してしまうでしょう。

「明日も元気に過ごしてもらいたいっ」
そう思って料理やレストラン飲食店に従事しているひとも多いはず。

しかし食品食材生物の放射能汚染に反対の意思を明示した方は、当初も今も、身近にはほとんどおりません。
意思表示をすることが大事な時代であると思えてもおります。

私のまわりも
「農薬や化学肥料GMOやBSE抗生物質等の危険性だってある」
「そんなこといっていたら何も食べられない」
「気にし過ぎだ」
「気がついても自分でどうしていいかわからない」等、
きっと皆さんの周りと同じような反応ばかりです。

これって食業人としてもあってはならない反応だと思うのは自分だけでしょうか。
飲食文化の劣化、レストランカルチャーの破滅を意味しているのではないでしょうか。

このままでは【この国の食文化の衰退=この国の存亡】にかかわってくると自分には思えます。

料理人は、そういう考え方とは真逆な存在、立ち位置であると、今でも自分は信じております。

本来は政府や行政が徹底して避難の権利や支援後押しし、測ってデーター化して公表していくことに積極的であるべきはず。
わかったことは、この国の中枢の人たちは、市民庶民のこと健康や命には軽薄であるということ。

それと同時に、自意識と当事者意識と自立ができていない市民庶民・レストラン人が多いことです。

命や尊厳がリアルにそこに存在し重視することに希薄。このままでは既存の価値観、倫理観がまったく変わってしまう、と食に携わるものとして強く思います。

原発再稼働、TPP、税制や労働法制の改正、集団的自衛権の行使・秘密保護法・排外や歴史修正主義・自民党改憲案等から連なる「戦争ができる国」への足音・・・すべては繋がっています。

命や自由、人権がないがしろにされている事実と、この国の憲法(日本国憲法)が形骸化している現実を、ぼくら市民が認識しなければ、変わりません。

このままでは被爆の実態も原発再稼働も止められない。同じことを繰り返すであろうし、さらにひどい破滅的な道を歩んでいく可能性も大いにあります。

子供たちの未来のために、ぼくら大人たちが本当の意味での”自立”をしていかなければいけないのでは。
もう「ヤバいタイミング」に来ていると思います。

この国が選択してきた事実、世界の仕組みを振り返り、認識しなければ、修正することすらできないでしょう。その上で行動に移すことが必要です。

自分も市民団体【Aasha-Project 】を仲間数名と去年立ち上げ、福島周辺のひとたちの保養所運営または道産食材の贈答、様々なイベント勉強会の開催や後援、地元国会議員を中心としたロビー活動等、今できる最大限のことを時間作っては行ってまいりました。
今年は特に国会議員はじめ地元道市町村議員さんにコミットしていくロビーイングに力を注ぎたいと思っております。

ぼくら市民の声を政治に届けていく当たり前の権利であり行動。
真剣に向き合っている議員さんたちも多いし、それをまた望んでいる方も存在する。
ロビーイングは少ないよりも多くのひとの参加のほうが効果があります。

ぜひ一緒にロビー活動参加してもらいたいです!

政府政権やネオコン、利権屋たちのせいだけではなく自分たちにも問題の本質があると思います。
乗り越える何かは、自分のなかに存在している。

止めましょう 変え変わりましょう 本気でっ!

(山田賢三さん・イタリアンワインバーΦ(ファイ)・オーナー)

DATE 「Φ(ファイ)」
イタリアン・ワインバー
ホームページ:なし
住所:北海道札幌市中央区南2条西5-30-1
電話:011-219-8244
交通:市電西4丁目駅から199m
営業時間:18:00~25:00
定休日:水曜日

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