6/20夜に開催した、みちのくkidsと!『本音を本気で話そう会』報告、後編です!
メンバーの岡田きょうたろうさん(神奈川県より原発避難)による報告です。
前編はこちら!
http://teamokjapan.com/16587
7.自主避難者が見えている「原発事故の炎」とは?
大人たちも本気で話し始めました・・・
私は以下のように提案しました。
・「復興」とは、災害や事故が収束してから始まるもの。
・原発事故が収束していない以上「復興」はありえない。
・例えるなら、「自動車事故」で
・車が炎上してるのに、すぐ横を通ったり、となりで生活をしたりはしない
・これと同じではないか?・まずは事故車の炎を消火し、負傷者を病院へ運び、周辺を片付ける
・そのあとで、道路は復旧し、元どおり通行できるようになる。
・道路のわきには、花が手向けられる。
・「原発事故」は、この「炎上」を目で見ることができない。臭いもない。
・そして「炎上事故車」であるところの原発は、いまだ炎上を続けている。
・とすれば「復興支援」の近道は、原発作業員になること。
・恐くて作業員にはなれないにしても「原発を何とかしなきゃ!」であって「原発事故を乗り越えた!」ではない。
・だから「復興」は論じられないのでは?

すると「車が燃えている」と「見える人」と「見えない人」の違いは何?との質問があり、避難者が意見を言いました。

・「命」「こども」は尊いという「思い」があったから
・子どもは欲しくたってもらえるものではないから
・「恐怖」という感情に、向き合える人は、実は少ない 私はすごい!
・命を守る「救助法」の原則は「自己保存」からと知っていたから
つまり「感情」と「救助」はべつもので
「溺れている人を泳いで助けに行ってはいけない!」
その人に掴まれて、プロでも死ぬ。
泳いでいくのは、最後の手段。まずは「自分」を安全に保存する!・こどもの「離乳食」を考えて調べていくうちに気づいた!
・セシウムが検出されていたこども 保養に出たら「尿検査」が不検出になった!
・データや数値で出ると気づきやすいかも
8.聴いてくれるから、話せる
その後、キャプテン渾身の「紙芝居プレゼンテーション」(紙に大きく文字を書き、めくっていく)。
この日のために、伝えたいことをギュッとまとめて話してくれました!






つぎに、4人ほどのグループになってフリートークをしました。
みちのくKidsのメンバー2人+避難者大人2人でのトークです。
時間の関係で、グループ発表ができませんでした。
それぞれのグループトーク内容は、ぜひコメントを頂きたいですね。
私は「おしゃべりおじさん」なので、ちょっと質問されるとベラベラ。
みちのくkidsの話を奪ってはペラペラ。
どうしてもしゃべりたくなってしまいました(懺悔!)。

でもこれは彼らが「聞かせてください」「聞いてみたい」と言ってくれたからなんだと感じました。
大人も、そういってくれると嬉しくて嬉しくてたまらないのです。
そこには「信じているよ」という想いが、伝わってくるからでした。
こんなおっさんの話をじっと聞いてくれてありがとう!!そしてごめんなさい!!!
9.奇跡の出会い いまできること
私たち「原発自主避難者」が、「みちのくkids」と出会えたのは、彼らが「避難しているこどもたちと関わろう」と考えてくれたからでした。
東日本、東北の復興に関わろうと考えていたら出会えなかったのです。
そして「小さくて弱いもの」を見よう、知ろう、とした時、実は「果てしなく大きくてどうしようもない問題」に向き合うことになってしまった。
それが、「原発自主避難者」であり、「みちのくKids」だったのではないでしょうか。
私たちが突き付けられた問題(原発事故、被曝、健康被害、土壌汚染)は、
明治新政府以来つづく、政治経済システムの闇の部分、歴史の闇の部分、
原爆・公害・薬害・ワクチン・塵肺などの訴訟と、
ほとんど「同じ構造」を持っていることに気づかされます。
怖くて、めんどくさくて、自分でもどうしようもないと思って「目を閉じて」しまうのも無理はないでしょう。
しかし、わたしは将来「自分のこどもの遺影」(あるいはこどもが自分の遺影)を抱えながら、「原発事故内部被曝健康被害訴訟」の原告団として、最高裁判所法廷の中に入っていく「前」に、「いま」できることをしたいのです!
できる限りのことを精一杯したいのです!(つまり殺されてたまるか!)
そして、それをする「力」が「みちのくkids」と「チーム☆OK」にはあります。
10.手をつなぐために
「ひとそれぞれ」「色んな意見があっていい」という言葉。
これは「あなたに興味はない」という言葉。
「手をつないで」話したらこの言葉は出てきません。
自分を信じて、恐れず決断して、
大切なものを本気で命がけで探した先には、
手をつないでくれる仲間が、待っています。

『つながろう、北海道』。
(震災支援を行う札幌の4つの学生団体が集まり、つながろう、というイベントでした)
イベントが終了して、みきさん(みちのくkidsの梅村美紀さん)は、
私の息子と両手をつないで
「〇〇ちゃんのおかげでみきがんばれたよ!」と言ってくれました。
息子は翌日これを思い出して
「ぼくのおかげで、みきがんばれたよ!って、みきちゃんがいってくれた!!」
と涙をシクシクと流し、わたしと抱き合って泣きました。
なんとうれしい涙でしょう!
みきさんは息子に
「ぼくは大切な存在なんだ」
「欠けがえのない1人なんだ」と思える
とっても大切な「命の言葉」を、あの「一瞬」で教えてくれました。
みきさん 息子と手をつないでくれてありがとう!!
(岡田きょうたろう・神奈川県から原発避難)
前編はこちら
http://goo.gl/FpL9Aq
みちのくkidsの皆さんが、子どもたちと遊ぶ様子はこちら♪
【あそびば】大学生も本気!みきちゃん!ふじっしー!
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【あそびば】1/11 OK☆あそびば写真集3~ありがとう!さっぽろのおにいさんおねえさん♪~
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【自然学校】抱っこにおんぶに体当たり!若者バンザイ!~わくわく自然学校写真集5~
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【想い・自然学校】「ひとしとあと2年もいれるんだ!いっぱい思い出作れるね!」 ~みちのくkids・忠海 人志さんの日記~
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【想い・自然学校】「あの場所に居ることができて良かった」 ~みちのくkids新代表・梅村美樹さんの日記~
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【手記】『子ども達と遊ぶ時間は、とても幸せな時間です』 ~みちのくkids・藤井柚花さんの想い~
http://goo.gl/cqF5I7




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