6/20夜に開催した、みちのくkidsと!『本音を本気で話そう会』!!

みちのくkidsは、大学生による、避難の子どもたちと遊ぶことを通じて北海道避難者を支援するボランティア団体です。
みちのくkids
https://www.facebook.com/michinokukids2011
http://ameblo.jp/michinoku-kids/
そのみちのくkidsの皆さんと、チーム☆OKが、『本音を本気で話そう』という主旨のもと集まりました!
この歴史的イベントのを、メンバーの岡田きょうたろうさん(神奈川県から原発避難)が報告してくれます♪
1.やっと実現しました!
やっと、実現した『本音を本気で話そう会』。
当日は、みちのくKids「4周年記念誕生会」をやっていたそうです。
私たち家族が避難してくる(2012年1月)以前から、活動を受け継いでくれていました。すごい若者たちです!
6月13日に『つながろう、北海道』というイベントに行ってきました(妻と5歳の息子を連れて)。
それは、震災支援を行う札幌の4つの学生団体が集まり、つながろう、というイベント。
みちのくkidsだけがここ札幌の避難者を支援対象にしていて、他の3つは東北に行って活動をしたり、募金をしたりして、「被災地の復興」のために募金したり活動している団体です。
そこで気づいたことは、みちのくKidsのみんなが「復興」とは何か「これから自分たちにできること」は何かを、真剣に考えてくれていたということです。
ただ、会場では学生同士の意見交換はほとんどできませんでした。
そのため、みちのくkidsのメンバーの中では、モヤモヤしたものがたくさん残ったイベントだったろうと思います。
たまたま、そのイベントの直後に、みちのくKidsのみんなとの交流会を設定していました。
「じゃあせっかくだから、『本音を本気で話そう会』にして、『つながろう、北海道』での様子や、そこで話し合うはずだったテーマのことなんかを、私たちチーム☆OKと話そうよ!」
ということになりました。

2.わたしは逃げていたのかもしれません
さて、いつも「イベント」の時は、こどもといっしょなので、ガヤガヤしていて、落ち着いてお話ができません。
そのため、私も、代表のみきさん(梅村美紀さん)としか、きちんとお話をしたことがありませんでした。
でも実は、話すのが怖かったのかな?とも感じています。
「東北支援ボランティア」に「行っちゃダメ!!」と、いきなり声を荒げてしまいそうで、怖かったのです。
だって、わたしたちは「その場所」から「避難」してきたから。
「その場所」は福島でも、東北でも、関東でも、原発自主避難者にとっては「被曝の程度の差」にしか過ぎないのです。
この点が、いわゆる「自然災害の復興支援」と、大きく違うところです。
なぜか日本国内では、東北を「自然災害の被災地」だと考え続けています。
しかし、今回の災害は、さらにプラスして「原発事故」災害という「人災の側面」を持ち、「放射性物質汚染」を無視または過小評価して、われわれは「復興」「支援」を考えることはできないのです。

3.何を話したらいいのか?
いっぽう、これだけの「想い」を抱えながら、こどもたちをみちのくkidsのイベントに連れていくと、私は「いつもありがとう」「今日もよろしくおねがいします」「うちの子が迷惑かけてすいませんでした」ぐらいしか、会話をしていませんでした。
わたしたち以上に、「復興」「じぶんたちにできること」を「モヤモヤ」と考え続けてくれていたことに、今さらながら申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになります。ほんとうにありがとう。
さあ会の当日。「わたしは何を話したらいいのか?」と自問自答していました。
そして、決まったことは。。

4.伝えたいこと
まずは、しっかり一人一人の想いを聴いて、受け止めよう!
こんなにも真剣に私たちとこどもたちのことを考えてくれている20代の若者がほかにいるでしょうか?
「なんでこんなにも恵まれているんだ!」と感じた時、そう思いました。
私たちも、悩んで苦しんで闘って、ぐちゃぐちゃになりながらやっと決断して、ここまで来ました。
その時に、自分たちの「命への想い」を、誰にも聴いてもらえないで、どれだけの人が苦しみもがいたことでしょう。
だからこそ、私は「みんなのすべてを聴こう!」そう思いました。

5.『みちのくkidsからの質問』
キャプテンの司会で開始。私とみちのくKids代表の梅村美樹さんがそれぞれの想いをまず語り合いました。
その後、みちのくKidsメンバーから質問を受けました。
4年間「封印」してきた想いや疑問が、それぞれの自分の言葉で語られました。
・みちのくKidsに入るまで、震災について知らなかった
・原発事故のことをもっと知りたい
・自主避難のきっかけは?
・企画の時に問題になる「OKFOOD」とは?その基準は?
・「生きづらさ」を抱えたこどもという視点で勉強したい
・被災地のボランティアに行くことについてどう思う?
・ボランティアに行って帰ってきたらこどもに触れてほしくない?
・「被災地へのボランティア派遣」今も行われていることについてどう思う?
・現地になお「住んでいる人」のために何かしたい
・東北行ったとき、海鮮をすすめられて「食べて応援」したらいいのか?
・何をどう応援したらいいか?その方法は?
・OKの活動を離れたら、自宅ではNGのものが食卓に上る
・みちのくKidsの活動は、これからどうなっていったらいいか?
色んな事を聞いてくれました。
もちろん全てではないでしょうが、とても嬉しく思いました!
6.『避難者の想い』
続いて、避難者の大人も、想いを語りました。
・普通にいま学生として生活している人の話が聞きたい
・「こども抜き」でしゃべれる うれしい
・『つながろう、北海道』では何があったの?
・本音を聞きたい 何でも聞いてほしい
・みんなの気持ちを聞きたい
・避難をしてきていない人たちへの想いは?
・被災地とは今後どうつながっていったらいい?
・放射線管理区域に住んでいる 住まわされていることに絶望を感じる
・この問題は心の問題ではなく、いのちの問題
・避難者は自分で調べた そして決断した人
・知ること、そのためには記録して伝えることが必要

本音本音、丸裸!
熱い熱い本音の議論になってゆく後半を、お楽しみに!
(前編終わり・後編に続きます♪)












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