「ヨウ素剤配布を要求することは、被曝を容認することです」~井戸川克隆さん講演会感想・その4~

元・双葉町町長の井戸川克隆さんの講演会。メンバーのごろんごろんさん(群馬県から原発避難)からの報告です。

私も微力ながら当日お手伝いをさせていただきました。
井戸川さん、ものすごく賢く、そして真っ直ぐな方でした。
魂に重さを感じますね。

美味しんぼの鼻血問題のことも、誰も論戦をしかけてこないとか(遠吠えはいる)。

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物事の本質を見抜く目も鋭い。
きっと、国の政治を背負えるほどの能力のある方なのだと思いました。
(ご本人は「賞味期限切れでーす」と仰っていましたが)

井戸川さんの思考法は、無駄打ちの殆どない将棋の様だと感じました。
相手の手に乗らず、どっしりとして、コンパクトな言葉を使って相手を動かす。
私的には、中国武術の「小架式」を見ているような感じがしました。

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以下は印象に残った言葉です。

「生きるための武器、言葉を使ってください」という言葉が何度も出てきました。

(再稼働の議論について)「ヨウ素剤配布を要求することは、被曝を容認することです。」

「屋内退避は原則としてできません。呼吸により二酸化炭素が充満するから、目張りをすると死にます。換気量を定めている屋内環境規準を満たせなくなります。」

「住民は、私たちではなく原発を避難させて下さい、と言っていいんです。」

「被曝の限度・規準は自分で決めていいんです。被曝を拒否していいんです。」

「ラトビア軍の話。チェルノブイリ除染に5000人派兵。うち1000は死亡。残り4000は全員病人に。日本ではボランティアが犠牲に。」

「娘は(行きたがっても)福島に行かせていません。そんなに原発事故を甘く考えないで下さい。」

「原発が事故を起こせば、250㎞圏は危険区域になる」

トリチウムの被害についても「世界中で問題になっている。日本では玄海原発が最も多く放出している。通常運転でも出続ける」と指摘されていました。

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(井戸川さん講演会・スライドより)

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私は群馬県から、一家で避難してきました。

最後に、私が井戸川さんに握手を求めたとき、
「群馬県も被害者ですから、がんばって!」
と、手を握りながらおっしゃってくださいました。

チェルノブイリへのかけはしの皆さん。
井戸川さんの貴重なお話を聞ける機会を作ってくださり、本当にありがとうございました。

読んでくださった皆さん。
ぜひひとりでも、周りの方に、この事実を伝えてください。
原発事故が起こった福島県に、素晴らしい首長が確かにいたということを。

(メンバー・ごろんごろん・群馬県から原発避難)

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