~困難な日々の連続ですが、ともに歩む仲間と、遥か先、遠い未来のために、また一歩踏み出せると思えた一日でした~
3.11サロンの開催報告をさせて頂きます。

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東日本大震災からちょうど5年。
3/11の午後から『サロン・ド・OK 3.11版』を若者支援総合センターで開催しました。
雪が降ったり止んだりで足下の悪いなか、年齢層も赤ちゃんから人生の大先輩まで。
避難者も道民も、初めてさんもお馴染みさんも、女性も男性も。
ふたを開けてみれば総勢45名が集まった大盛況のサロンとなりました!

サロンに足を運んでくれた参加者の皆さんには、この日限定!
OK缶バッジと『支えて下さる皆さまへ』のメッセージを、OK☆キッズやメンバーお手製の『ありがとう封筒』に包んで、ささやかですが、プレゼントさせて頂きました。

会場には、食べ盛りの子どもを抱えた避難者ママさん達による『おやつ隊』から、腕によりをかけた手作りおやつがズラリと並び、参加者さんからの相次ぐ差し入れも加わって、どれを食べるか目移りしてしまうほど!

安心・安全なおやつを囲んで、おしゃべりの輪も自然と弾んでゆきます♪



おやつ隊の皆さん、全部美味しかったです!どうもありがとうございました!!


おしゃべりの合間を縫って、キャプテンの仕切りでチーム☆OK恒例(?)の『マイクでひと言!』タイムもありました!
初めましての方向けに簡単な自己紹介と、ここに足を運んで下さった理由や想いなど、短い時間でしたが全員にマイクを回して今の気持ちを伝えて頂きました!

初めての方やマイクに慣れてない方・人前での話が苦手な皆さん、頑張って想いを伝えて下さってありがとうございます。
でもそうやって話して下さることが、キャプテンやスタッフの何よりのご褒美なのです。
無理強いするつもりはないので、次回から、どうしても無理!な方は遠慮せず、パスして下さいね。
何を話すか迷うくらい、おしゃべり上手な方には、短い時間で話したりなかったかもしれませんね。
時間がなくて、お話しできなかった方もいらっしゃったらすみませんでした。
次回のサロンでまた話に来て下さいね!


そして一番の功労者!
子どもたちの見守りから会場準備・受付等々、大活躍してくれたのが学生ボランティア団体のみちのくkidsの皆さんです。

去年の3.11でもチカホのパネル展では、私たちチーム☆OKのブースに立ったり、子どもたちの見守りをしてくれたkidsの学生たち。

私たち親世代のOKメンバーとも交流する機会が増えるにつれ、いつしか本音で話し合う事のできる間柄になっていました。
みちのくkidsとの「本音を本気で話そう会」の様子はこちらです。

今回はみちのくkidsの皆さんに、
「もし3.11にサロンを開いたら、お手伝いをしていただけませんか?」
と、早い時期にお願いしていました。
すると、代表・やこちゃんから、
「去年は3.11関連のイベントに参加できずにモヤモヤした気持ちで一日を過ごしました。
ぜひ今年は、大切な皆さんと、過ごさせてください!」
とのお返事をいただきました。
私たちのことを想って下さるお気持ちが、とてもとてもうれしかったです。
また・・・
「3.11は、被災・避難していない大学生のみんなにとっても、モヤモヤする、特別な日なんだなぁ」
と知ることができ、またkidsの皆さんと、一歩近づくことができました。
みちのくkidsの皆さん、本当にありがとうございました!!


3.11から6年目のこの日。
14:46には会場にいた皆で手をつないで、黙祷を1分間行いました。
この日をここで過ごそう、と決めて来てくれた皆さんと手をつないでいる間、不思議と静かな気持ちでした。
道民の皆さん。
5年という時間が過ぎても、チーム☆OKへの関心を変わらずにお寄せ頂いていることを本当にありがたく思っています。
このような場にもわざわざ足を運んで下さる皆さんとお会いできて、北海道に避難してきてよかったと素直に思います。

避難してきた皆さん。
5年のいう月日の中で、放射能をはじめとした、世の中の見えないものに抗い続ける日々を、よくぞ生き延びてきたと、自分たちを肯定することを忘れずにいましょうね。



残念ながら原発事故そのものは収束する目処も立っておらず、帰還できる場所として復興を応援する世の中で、私たちが選んだのは避難し続けるという棘の道です。
色々なものを手放し、世の流れに抗って生きるという日々は困難の連続ですが、こんな風にともに歩む仲間がそばにいるとわかれば、また遥か先、遠い未来のためにまた一歩踏み出せる。
改めて思えた一日でした。

参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
またお会いできる日を、心から楽しみにしています。
(メンバー・のぞみ・東京から原発避難)



