【素敵な人と出会い隊】スルジェ農園・安斎由希子さんの巻

チーム☆OK新企画「素敵な人と出会い隊」(長っ!)。ドンドンパフパフ~~☆
北海道の様々な分野で活躍する「素敵な人」と、北海道の原発避難者であるチーム☆OKが、「出会う」ための企画です。
先月の19日、その記念すべき第一回目が開催されました!!

今回のゲストは、余市で平飼い卵と有機野菜を作っている「スルジェ農園」の安齋由希子さん。

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太陽のような明るい笑顔と、すべてを包み込む大きな愛の塊のような女性でした。

今回のコーディネーターは、チーム☆OK道民サポーターの美佐さん。
美佐さんの自宅を開放していただき、大人も子どももたっくさん集まりました!

 

スルジェ農園がある余市は、泊原発から30km。
その存在は知っていたけど、それが一体どういう事なのかは想像もしていなかったと話します。

311が起こり、原発が爆発し、掻き立てられるように行動を始めた由希子さん。
もしも泊原発で同じ事が起きたらどこに逃げればいいのか。
余市町役場に聞いても、道庁に聞いても、答えてくれない。

東京まで出向き経産省にも足を運んだそうです。
反原発デモ、イベントなどでのトークゲストなど多くの場所でその声を上げてきた彼女ですが、
実はアメリカに渡り反原発活動までしてきたというから驚きです。

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「有機の農家さんは、ときに、放射能を見ないようにしている感じを受けるのですが?」
という質問に、由希子さんは答えました。

実は311の後、放射能にいち早く危機感を感じたのはご主人なのだそう。
養鶏では飼料に魚粉を混ぜます。
元々北海道近海の魚粉を使用していたのですが、魚の汚染が怪しい。
それから定期的に飼料の検査をスタート。
今後は魚粉の中身(魚の種類)も業者さんに開示してもらうよう話を進めてるそうです。

そんな魚粉、今のところ不検出ではあるけれど「安全だとは言い切れない」と言います。
「一度、うちの卵は安全安心じゃありませんって言ったら、お客さんに怒られたの」
そう笑って話す由希子さん。

有機野菜や平飼い卵=「安心安全」がセールス文句のようなところがありますが、
そこに執着せず、今できることをしっかり見つめている、そんな強さを感じました。

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そして話はどんどん広がり、今の農業業界のことやTPP、そして最後には政治の話にまで。
ひとつひとつが別の問題のように見えて、実はすべて繋がっている。
今こそ有機農家と大規模農家がその垣根を越えてお互いに歩み寄る時だと。
対立していては見えない事がある。理解しあえなくても、お互いを認め合うことは出来る。

それは政治も同じ。
今の政策はダメだ、あの政治家は最低だ、裏でこんな事をやっているなんて信じられない、
そうやってリツイート、シェアして文句言ってるだけなら、黙認してるのと同じだと言います。
自分の支持する政治家が当選しなかったら、ハイ終わりじゃない、
おかしな事をしてるなら、電話なり、FAXなり、メールなり、声を届けるべきだ、と。

 

 

最後に、お子さんと一緒に作ったというTPPの紙芝居を見せてくれました。

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あっという間に時間が来てしまいましたが、
色んな事を考えさせられる、有意義な時間となりました。

「私のようなマイノリティーの人間は少ないけれど、
原発事故から2年半経って、確実にその層が増えてきているのを感じる」と由希子さん。

なかなか多くの人に真実が伝わらないもどかしさも日々あるけれど、
きっとこうやって繋がりあって、みんなが集まれば大きなパワーとなるはず。
希望の光がキラリ☆と光る第一回「素敵な人と出会い隊」でした。
由希子さん、お忙しい中本当にありがとうございました!

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最高の由希子スマイル☆

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さて、お話し会の様子は真剣そのものでしたが、
実は始まる前に自宅前のスルジェCARで直売所がOPENしました!

 

スルジェの卵だけじゃなく、かぼちゃに人参、玉ねぎ、トマト、
おくらにモロヘイヤ、枝豆に加熱用トマト、ネギ、りんご、プルーン、
お豆にパプリカ、ズッキーニ、とうきびと、えーっと他に何だっけ???
スルジェ農園のお野菜だけじゃなく、ご近所のお友達農家の農産品も一緒に積んで来てくれました。

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安全で、美味しくて、お安くて、主婦が群がる群がる。。。

 

余市の特産品と言えば果物!リンゴももちろん余市の名産です。
しかしあまり市場で売れないというのもあり、どんどん切り捨てている農家さんが増えているのが現状。
放射能汚染が広がる日本で、北海道のリンゴは絶対に守るべき!と由希子さん。
この日も余市のリンゴを持って来てくれました。

 

そしてこの日は参加したメンバーからの差し入れが沢山!!!

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もう、写真じゃおさまりきらないくらい、
テーブルからはみ出さんばかりのOKFOODが並びました。幸せすぎる!!!
「これどういう風に作るの?」「これはどんな味付け?」
そんな風に情報交換が出来るのも持ち寄りの良い所ですね☆

そんな始まる前のひと時、ふと感じた幸福感。
血も繋がらない、昔からの付き合いでもない、
そんな人たちが今こうして強い愛で繋がりあっていること。
何と表現していいのかわからないけど、
家の中からはみ出てしまうくらいの大きな大きな愛のパワー。
「今まさに、ここがパワースポットになってる!」
愛の湧き出る場所となっていたのは間違いない。

 

由希子さんのお話が始まる前に、1人1人自己紹介をしたのですが、
メンバーの口から出た言葉たちが印象的でした。

「あの事故は決してあってはならなかった事だけど、
それでもそれがあったからこそ、今こうして素敵な仲間たちと一緒に幸せに暮らせている」

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子ども達の未来の為、みんな頑張ってる。
つい過去や、未来に気持ちが飛んでしまいがちだけど、
今私たちに何が出来るのか、今をどう生きるのか。
避難してきたメンバーが少しづつ変化してきているのを実感し、心から嬉しく感じた一瞬でした。

(伝え隊・いく)

【スルジェ農園 DATE】
■ 住所 北海道余市郡余市町登町735
■ 事業内容 養鶏、畑作
■ 連絡先 TEL/FAX 0135-22-2194
■ 主に作っているもの 自然卵、ミニトマト、とうきびなど
■ アクセス JR余市駅から東に約3km
■ ブログ http://surje.269g.net/