【手記】宮城に帰省したケイさんの言葉~「ごめんね… 札幌に連れてきちゃって…」~

宮城県から札幌に母子避難している、ケイさんの手記です。

*****

5日間宮城に戻っていて、昨日札幌に帰ってきました。


いつも帰省して感じるのは「意識のちがい」

私がもう住めない!と感じたフクイチから100kmのところ。
街はさらに活気づき、新しい家が建ち、観光客が牡蠣づくしのランチに長蛇の列を作る。

そこには家族、親友、大切な人々さえ暮らしている

心は寄り添えるのに、意識がちがう

自分の考えだけが正しいわけではないとわかっている
わかっているからお互い強要もしない

宮城では札幌の自分を封印していた

そうでもしなければそこにはいられなかった

ここに住んでて大丈夫?
これ食べても平気かな?
家と子供の命、どっちが大事?
オリンピックとか楽天優勝とかより大事なものってあるんじゃない?

そんな小さなさえずりは、さえずることなく心の奥にしまった

傷つけたくなかったし、傷つきたくなかった

自分の本当の気持ちさえ言えない弱い人間なんだと思う

当たり障りのない自分を演じて、帰りのフェリーに飛び乗った
夫と義母の淋しそうに見送る姿を思い出し、また自問自答がはじまる

私の避難の決断は正しかったのだろうか…

フェリーでの夕食時、娘たちに謝った

ごめんね…
みんなあんな風に普通に暮らしてるのに
札幌に連れてきちゃって…

あなたたちの身体が大事だったから…

でもママは正しいと思ってる
だって、あんなに素敵な人たちが札幌に避難してきてるから
チームOKの仲間と出会えたから
だから、札幌、せっかくだから楽しもうね….

大丈夫だよ、私札幌好きだから!
娘はそう答えて、涙を流す私を励ましてくれた

いつか意識の距離は縮まるのだろうか
大好きな人たちと本当の意味で解り合える日が来るのだろうか
その答えは出ずにまた今日がはじまる

チームOKの仲間たちから
おかえり~ とたくさんのメッセージが届く

ありがとうみんな
帰る場所をありがとう
チームOKはもうひとつの家族

心と身体、そして意識が一体となって
やっと本来の自分に戻った気がした

本来の自分 = 魂

魂を輝かせることこそ人生の目的

幸せをかみしめながら
今を生きよう

(チーム☆OKメンバー・ケイ 宮城県より原発避難)

(写真は、ケイさんが感動したと言う、10/27影絵人形劇の様子です)
DSC_8377