
【語り場が終わって ~避難者の「自立」とは?~】
昨日、12/11のかなえさんの語り場の振り返りが行われました。
そこで、以前語り手をつとめた春子さんが、「私にとっての語り場とは何か?」を話してくれました。
写真はそのときの板書です。
春子さんは、今年3月の語り場で語った、福島県から母子避難中のメンバーです。
春子さんが話してくれたことは以下の通りです。
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「避難者はよく自立自立と言われるし、
自分も早く自立しなきゃと思っているほうだけど、
なんか違うというか・・・モヤモヤしてきました。
復興、自立、というと、経済的に金を稼ぐことだけ言われがちだけど。。。
語り場で語り、参加してきたことで、思ったことがあります。
自分は何をどう感じてきたのか、
どんなふうに生きたいのか、に気づいてゆくことが、
本当の自立、の一歩なんじゃないか。
そもそも、それに気づけることが、ひとの幸せなんじゃないか。
語ることで、それに気づけるようになる。
自分は幸せになっていいんだ。
9か月前に語り手として語って、ほかの人の語りもたくさん聞いて、いまそう思うようになりました。
語ることは思い出すし、やっぱりつらい面があります。
でも、語り場では、仲間に聞いてもらえる。
『承認のシャワー』とともに、共感して聞いてもらえる。
だから、ひとりではつらい振り返りも、できる。
語り場はそういう場なのだと、やっとわかってきました」。
・・・皆さんにとっての『311・語り場』はどうでしょうか?
どうぞお聞かせください。

