【取材】3/11付 北海道新聞さんに「311・語り場」を掲載していただきました!

3/11付の北海道新聞・朝刊に掲載していただきました!


札幌版31面です!
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(どうしんウェブより引用)

原発避難者「あの日の記憶、伝える」
~札幌の市民団体が「語り場」~(03/11 11:14)

東日本大震災から11日で丸3年を迎える。時の経過とともに、震災への関心が薄れがちになる中、震災や東京電力福島第1原発事故の被害から立ち直ろうとする取り組みは石狩管内でも続く。札幌市は震災被災者支援活動に役立てる基金への寄付を呼び掛ける。避難体験を語り伝える人たちは言う。「避難者の現実を知ってもらいたい」

福島第1原発事故の避難者でつくる札幌の市民団体「チームOK」は、市民の前で避難体験を話す会「311・語り場」を開いている。札幌市さぽーとほっと基金の助成を受けるなどして、昨年1月から市内の幼稚園や団地の集会場で計15回開催。12人の避難者が故郷や家族と離れて暮らすつらさや仲間との支え合いを伝えてきた。

「震災の記憶が薄れる前に、一人一人に何が起きたのか聞いてみたい」。OKのキャプテン森田千恵さん(41)が語り場を始めた理由だ。森田さんは2011年4月に群馬県から息子2人と札幌に自主避難。12年10月に原発避難者や札幌の支援者計130人でOKを設立した。

語り場は当初、メンバーから「知らない人の前で話すのは怖い」という声があり、参加者を避難者や支援者に限定。森田さんが昨年7月、市内の子育て団体の招きで、経験を話したことが転機となり、ほかのメンバーも札幌市民ら向けに語り始めた。

東京から夫と2人の子供と札幌に自主避難した女性(45)は、東北から母子避難した人たちに引け目を感じ、引きこもっていた。語り場で思いを打ち明けたことで、参加者から「家族で震災について話し合うきっかけになった」と言われ、「今はもっと伝えたいと思うようになった」。

福島県須賀川市から子供4人と札幌に自主避難した女性(36)は語り場で夫と離れて暮らすつらさを話した。「避難体験を人前で話すことで、自分の中で震災を受け止められた。周囲にも理解してもらうことができ、ようやく前向きになれそう」と振り返る。

森田さん自身は語り場で、震災前にそううつ病を発症し、症状が悪化する不安を抱えながら避難生活を送っていると明かした。体調を崩した時には、避難者仲間から食事を差し入れてもらったり、子供の面倒を見てもらったことも率直に話した。

札幌市中央区の札幌駅前通地下歩行空間で10日、被災者支援を行う道内のNPO法人などが集まるイベントが始まった。OKは会場の一角で語り場の様子を撮影した写真を展示。避難者の中には元いた場所に戻る人もいる。森田さんは「原発避難者がここにいることを忘れないでほしいという思いも込めて、語り継ぐ活動を続けたい」と話している。(久保田昌子)

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