【手記】「皆さんの問題を突き詰めていけば、いつか、私たちは出会うことと思います」~大学生の皆さんへ贈る言葉~

2013年12月。キャプテンが酪農学園大・藤井創先生の講義に招かれ、ゲストスピーカーをつとめました。


http://teamokjapan.com/news/blog/5113/

北海道の原発避難者の現状についてお話したキャプテンに、終了後、多くの学生さんに感想文をいただきました。
それに対し、キャプテンがお返事として配布した文章を、御紹介します。

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皆さんの感想を、すべて読ませていただきました。
いろいろな言葉をいただきました。ありがとうございました。

深い共感を示したものもあれば、疑問、異論を展開したものもありました。
皆さんが自分の頭で考えて、発してくれた言葉たちに、私もまた考えさせられました。

「自分も関東に実家がありますが、危ないでしょうか?」という質問を下さった皆さん。
本当にそれを知りたければ、「チェルノブイリと比較する」という視点を持って調べてみることをお勧めします。
幸か不幸か私たちには「前例」があります。歴史に学びましょう。
藤井先生も手を貸して下さることと思います。

「自分も避難者のために何かしたいと思う」と書いて下さった皆さん。
お気持ちありがとうございます。
避難の子どもたちと遊んでくれるお兄さんお姉さんや、イベントを手伝ってくれるボランティアはいつも募集しています。よろしくお願いします。

世界には様々な問題・課題がありますよね。
いつもこの授業で学ばれていることと思います。
若い時に、このようなことを学べる皆さんの状況は、とても素晴らしいものです。
よかったですね。

しかし、いくら知識として勉強をしても、それが「他者の問題」であることには、体もこころも動かないのではないでしょうか。
皆さんはすでに、福島第一原発事故のある種の「当事者」ですが、そのことには、なかなか気づけないものだと思います。

どうぞ皆さん、これからの学びの時間を、『自分は、何の、当事者であるか』という視点を持ってすすめてください。
そうすれば、きっと、生き方につながる勉強になります。

行きつく先は、原発のこととは限りません。
それでいいと思います。それが当然だと思います。
でも、すべての問題は「つながっている」と、私は思っています。

だから、皆さん自身の問題を突き詰めていけば、いつか、私たちは出会うことと思います。

そして、もし原発事故のこと、避難のことをもっと知りたいと思ったら、「チーム☆OK」をネットで検索し、連絡をください。

そこには、「3.11までは原発があることすら気にしていなかった普通の人たち」が、突然避難者になり、北海道で生き抜いている姿があります。

皆さん、私たちは同じ「3.11後の世界を生き延びる」当事者同士です。
これから、生きる力を合わせて、手をつなぎ、ともに生きましょう。

チーム☆OKキャプテン
2013年12月
森田千恵(群馬県から原発避難)

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