4歳の子を連れて傍聴したメンバー(福島県から避難)のから、感想が届きました。
原告ではない方ですが、裁判の応援にと駆けつけました。
「子連れ傍聴」、なかなか大変ですが、出て良かったそうです。
(写真は「これくらいの元気な子たちが、たくさんいたんです!」の図。ママさんお疲れ様でしたね・・・)
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傍聴席にはお子さんはうちの子の他に7名。
「おやつもうなーい」とか「おばけ描けたぁ~」とか「おなか空いた~」などなど…聞こえていましたが、途中退席もなく、口頭弁論の30分間が終わりました。
その後の説明会でも、「こども達の人数が増えるようであれば、託児を設けて、親御さんが傍聴に参加できたらいいかもしれませんね…」と同席した方からアドバイスもいただきました。
「こども達がいて当然です。むしろ、こども達の存在があって、あたたかな傍聴になりました」という声までいただき、とても気持がラクになりました。
私は、こどもから話しかけられる事もあり、やはり話半分。
なかなか集中はできなかったけれど、裁判で読み上げられた「原告準備書面」を、持ち帰れる資料としていただけました。
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原告準備書面にはこう書いてありました。
平成18年に開かれた溢水勉強会では、敷地が浸水したら原子炉の冷却に必要な電気が全て失われてしまうことが報告されていた。
東電や国は、敷地の高さを超える津波が来る可能性があることも、その津波がきたらメルトダウンという大惨事に繋がることも十分にわかっていた。
それにもかかわらず、具体的な対策もしないばかりか…とありました。
あらためて、こどもを目の前に、深いため息と、胸の奥が締めつけられる想いでした。
しかし、弁護士の方々が、わかりやすい文面をじっくりと冷静に読み合わせされ、訴えを代弁してくださっている姿に、同時にありがたく、あたたかな想いも感じることができました。
まだまだ始まったばかり、この事案への関心が高いことを、一部の人だけの問題ではないということを、裁判官の方々に伝える必要性があるのではないかと思いました。
(福島県から避難のメンバーより)