【講座】「自分で避難を【選べた】ことを、誇りに思えるようにしたくて・・・」 ~5/28 さっぽろ自由学校「遊」講座終了~

キャプテンの森田です。5/28 さっぽろ自由学校「遊」さんでの講座が無事に終了しました。


わざわざお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。
あたたかい雰囲気で聴いて下さったおかげで、リラックスしてお話しすることができました。

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講座の柱は3つ。

1.諸悪の根源は、「自主」を「強制」された「自主」避難であること
~だから自主避難者は自分を責めなければいけなくなる~

2.精神障がいの苦労と避難の苦労を比較してみる
~よく似ている、でも違いもある~

3.これからチーム☆OKが目指すことは
~新しいHOMEをつくること~
でした。

特に「障がいの苦労と避難の苦労を比較してみる」という初めての試みに挑戦しました。

私は10年来のそううつ病で、精神障がい者手帳を取得しています。
そのウツが重くて大変だったころの経験をお話ししつつ、
「精神障がい者」「原発避難者」両面を合わせ持つ者として、
ふたつの「共通点と違う点」を整理しました。

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共通点。
・精神障がい者も避難者も、自分がなりたくてなったわけじゃない。
・でも、どちらも、自分を恥じて隠そうとする人が多い。

ただ、違うのは。
避難者は「国は逃げる必要が無い」と言ってる場所から、避難を「自分で選択した」ことになる。(そう思わせられる)

精神障がいは病気だから、自分で選んだとは思わないで済む。
その意味で、自主避難者は「自分で選んだ」と思って、自分を責めやすい。いっそうの過酷さがある。

そんなことをお話ししました。
あくまで私の試論、感じたこと、ですが。

そして私は、精神障がい者としてすでに知っていた「逆転の魔法」を、いかに避難者にあてはめられるかと、それをずっと考えてきました。

自分を恥じ、責めている者が、自分の弱さを肯定し、意義を見出し、苦労を他者に開示することで、「弱さを強みに変えてゆく」こと・・・
その「逆転の魔法」を、避難者にも使いたくて、チーム☆OKをやってきたのだと、改めて思いました。

「自主避難したことを、恥じるどころか、むしろ誇りに思おうよ」
「精神障がいであることを、恥じるどころか、むしろ誇りに思おうよ」

私の行動の根幹にあるのは、これです。

そして、そうなれたとき、人がいかに輝き、幸せになれるのか。
私は精神障がい者としてすでに知っていました。

だから・・・・
札幌に避難してきて、自分の周りに「避難したことを後ろめたく思っている仲間」、「避難したのは自分のワガママだったんじゃないかと自分を責める母子避難のママ」がたくさんいることを知り、こう思いました。

「なんとかして、みんなが、自分で避難を【選べた】ことを、誇りに思えるようにしたい」。
その素晴らしさに、何とか気づいてほしい。

その想いが、私に、チーム☆OKで活動をさせてきたんだな~~。
という話をしました。

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また、たくさんの「OK☆語録」(笑)もお見せしてみました。

「自分と向き合うチーム☆OK」
「ひとりの100歩より、100人の一歩」
「手をつなぎともに生きよう」
「あのころの自分のために、半歩前へ」
「無駄に集まる」
「必要なのは、手放す力」
「本当の言葉には、本当の応援が帰ってくる」
「旗を掲げて門は閉ざさず」
「弱くてOK、ダメでOK、泣いててOK…弱さを強みに」
「できる人が できることを」
「本当の自立とは、共に生きる仲間を自分でつくること」。。。

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そして「目指すのは、新しいHOME」だと。

地縁血縁のコミュニティを失ってきた私たち。
長く付き合ってきた友人、仲間もおいて来た私たち。
だからこそ、311を越えた新しい時代の、新しいコミュニティを作ろう。
そうお話しました。

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お話しさせていただくことで、自分たちがどこから来て、
どこへ向かっていくのか、より一層自覚できたように思います。
お話しさせていただくことで、自分たちがどこから来て、どこへ向かっていくのか、より一層自覚できたように思います。

昨夜はおひとり、講義中ずっと泣いている方がいて、気になっていました。
終了後私のところに来てくださって。
「3年前に宮城から自主避難していたのですが、初めて、同じ避難者に会えました!」と。

3年間、誰にもつながらずにいたんですね。。。
やはりいらっしゃるんですね、こういう方が。。。
もちろんチーム☆OKに入っていただくことになりました。

そういう方の目に止まりたくて、私たちはこうしてインターネット発信や公開イベントをしています。
そして、緊張する講演だけれど、可能な限りお受けする。
これが私の、「あのころの自分のために、半歩前へ出る」ことです。

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有名な自由学校「遊」さんに呼んでいただいたおかげで、この出会いがありました。
貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました!

森田千恵(キャプテン・群馬県から原発避難)

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