8/8『CAPおとなワークショップ』に、チーム☆OK会員が勝手に大集合!
(主催:北海道CAPをすすめる会。生活クラブ福祉基金助成事業)
CAPとは「子どもへの暴力防止プログラム」のことだそうです。
(CAP=Child Assault prevebtion の略)

「子ども自身で身を守れるように教えたい」という想いのママや、「自分がカッとなって手を挙げることがあるので・・・自分を抑えられるように学びたい」というママも。
特に私たち原発避難者には母子避難が多く、一人で背負う子育てのストレスは並大抵ではありません。
可愛い我が子を虐待してしまわないために、そんな仲間を助けられるように・・・。
そんないろいろな意識で、受講に来たメンバーは10名にものぼりました!
無料の託児を付けて下さったのもとてもありがたかったです。
印象に残ったのは、「こどもの権利」として
『安心して・自信を持って・自由に生きる権利』
があるというお話し。
これが、何かと引き換えでなく、〇〇ができたらでなく、
「生まれながらにして当然に与えられている」ということ。
これは大人にも子どもにも、誰にでもあてはまることですよね。
そこで私は「あっ!」と気づきました。
私たち原発避難者がなぜ避難してきたのか・・・
それはこの「安心して生きる権利」が脅かされたからだった!と。
放射能汚染がどれだけ進んでいて、それにより何が起こるのか・・・
情報は錯綜し、対策は為されず、ここに住んでいて大丈夫なのかどうかわからない・・・
そこで、より「安心して生きる」ために、北海道に避難してきたのでした。
そして本来ならば、避難するための権利(経済的な保証など)を与えられるべきであるのに、何も与えられなかったため、少数の人が勇気を振り絞って「自主」避難したのです。
言い換えれば、避難を可能にする制度を保証されれば、「安心」のために避難したい人はたくさんいるはず・・・
つまり、放射能汚染に関して「安心して・自信を持って・自由に生きる権利」をきちんと保証されていないのが、この3.11後の日本の状況であるということです。
「ああ、避難というのは、人権の問題なんだな」ということを、はからずもCAPのワークショップにて気づかせていただきました。
子どもの「安心・自信・自由」を保証するためには、私たち親が、大人が、自分の「安心・自信・自由」の権利を大事にしなければなりませんね。
そんな気づきを得た『CAPおとなワークショップ』。
北海道CAPをすすめる会の皆さま、貴重な機会をありがとうございました!
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