避難から丸3年経ったこの夏休み。
我が家は初めて、福島に帰省しました。
3日間の滞在は、誰に会って、あそこに行って、と駆け足で用事をこなした感じでした。
それから数日後慌ただしく札幌に戻った私たちを、追いかけるように届いた、母からの手紙。
そこには、
「子育てとは、迷わず生きろと教えることだったのかもしれない」
と書いてありました。
子育てを終え、老いを実感し始めた母からのエール。
そう、母が私たちの避難を「OK!」してくれていると。。。
寂しい思いをさせているけれど。
私たちはこれでいいんだ。
子どもたちを守るため、ここ札幌で、しばらく頑張っていこう、と思いました。
まわりには仲間もいるから。
一緒に笑える、一緒に泣ける仲間もいるから。
そんなふうに思った夏休みでした。
(りかこ・福島県から原発避難)
※写真は帰省時の一枚。おばあちゃんとお絵かきをする娘たちです。3年ぶりの、実家でのひとときでした。
